おまけ・YES?NO?枕


YES・NO枕を通販で買って、使い方をティアに教え、早速使ってみた。


題材:今日の夕飯


「刺身で!」


と、俺。


するとティアが枕を使った。


『NO』


それを俺が。


『YES』


ひっくり返す。


『NO』


すぐさまティアが。


『YES』


すかさず俺が。


暫く『YES』『NO』のエンドレス。


いい加減キレたティアが「嫌だっつってんだろ!」と、『NO』にした枕を顔面に投げ付けた。


「たまには良いじゃないか!」


負けじと俺も(流石に顔面はマズいので)ティアの胸元へ『YES』を投げた。


「アタシが食べれないだろうが!」


ベシッ!


「好き嫌いしちゃいけません!」


バシッ!


「そういう問題じゃねぇ!」


ベシッ!


「今日は刺身の気分!」


バシッ!



ベシッ!


バシッ!


ベシッ!


バシッ!



…いつの間にか枕投げが開催されていた。


人でなしVSロクデナシ



そのやり取りを続ける事15回目。



「だあぁっ!こんなものぉっ!!」


ブンッ!


ティアが枕をぶん投げた。



瞬間。


バッリーンッ!!



場外ホームラン。


と、言うか…



…窓ガラスが割れた。




結論。



ーもうあの枕は使わないー




終わり。



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