物語が書けなくて病んだ天使ちゃんに親近感が……(^_^;)

これは、物語の書き手である天使ちゃん(地の文)と物語の登場人物である勇者(会話文)が織り成す掛け合い漫才みたいなお話です。

物語が上手く書けなくてだんだんメンヘラっぽくなっていく天使ちゃん(リスカはあかん!!)は、勇者にめちゃくちゃツッコミを入れられます。
でも、あまりメンタルが強いほうではない私は、天使ちゃんにけっこう親近感を抱いてしまったり……(^_^;)
ネットに小説を載せていて「どうせ自分の作品なんて誰も読まへんのやぁ~!( ノД`)」と思ったことは一度や二度ではありません。たぶん、100回ぐらいは思ったかも(←え……)

しかし、自分だけの物語である登場人物たちは、この小説の勇者のように物語がちゃんと終わってくれることを望んでいるはず……。
ゲラゲラ笑いつつもそう深く考えさせてくれる作品でした。

あと、天使ちゃんが最後にちゃんと成長してくれたのがgood!(*^^*)
序盤で「ふいんき(なぜか変換できない)」とか書いていた彼女ではもうありません。きっと、新作で楽しい物語を執筆してくれることでしょう。
天使ちゃん先生の次回作にご期待ください!!

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