「どうぞ。あったかでやさしい物語に『カラムーチョス』を和えてみました」
- ★★★ Excellent!!!
『モノノ怪クリニック 第弐集』ということで、
とうぜん第壱集もあるわけです。
ですが……
「すぐに第弐集からよみたいんだ!」
「いますぐ読まなければ、オレの心臓は……もたない」
「息子から『彼女を孕ませた』と電話が……30万円必要らしいけど、すぐに振り込んだ方がいいでしょうか?」
そんな方のために、『モノノ怪クリニック』ダイジェストを書きました。おもわず、そんなお節介をしたくなるほどに、この作品のファンであるということです。ひとりでも多くの人に読んでもらいたい。そんな気持ちを強くもってしまう、万人にお勧めできる物語です。
~ここから
医者では治せぬ不治の病。
モノノケに憑かれた人々を治すという奇跡の医者ヤマブキ。
その傍らには可憐な妖狐少女クロコ。
そんなコンビが贈る、痛快退魔アクション!
『引き裂いてモノノケ!――対妖魔医ヤマブキ』
――予告
「……山吹先生! もう貴方しか頼れる医者はおらんのです! この子に憑いたモノノケを退治してくだされ!」
「……よろしい。ならば3千万だッ!」
「なんて法外な……」
「そ、そんなお金は……我が家には」
「ならば、他をあたってもらおうか。クロコ君。お客さまがお帰りだ」
「ま、まってくれ! この子はやっと授かった私達の宝。わかった、わたしには保険金がかかっている。その金で……」
「貴男よして!」
「……わたしが死んでも、この子が助かるならば、本望だ」
「……貴男」
「……決心がついたようですな。ならば祓って差し上げよう。クロコ君。準備を」
「ハイ先生!」
(略)
「……真のモノノケとは……人の心、そのものなのだよ」