世に説明のつかない事など、ごまんとある。

 恐怖と驚きが入り混じる、たった1214字のこの実話。気軽に読める分量でありながら、この不気味かつ破壊力。作者様の経験に基づく、まさに生きた文字であるが故に生まれたこの話……。――奇妙珍妙が好きな皆様、是非一読。


 どうも。はじめまして。木元 宗です。偶然通りがかりまして、レビューをば。
 自分も若い頃に、妙な経験をしておりまして、きっと作者さんが、本当に体験された事なのだろうなと思いながら読みました。
 文章の生々しさがフィクションっぽくなくて、体験に基づく「声」と呼んでもいいと感じる程に迫るものがありまして、ああこれは、作り話などでは無いなあと。
 冬に怪談とは、中々乙な新年のスタートを切らせて貰いまして、ありがとうございます。