概要
理不尽さに嘆いた血の涙が、現実化への扉を開く
理不尽な扱いを受け、どこにもぶつけられない怒りを感じたことがある方は多いのではないでしょうか?
加害者が法律に守られる。確かに社会の法規上は「正しい」ことかもしれません。しかし、被害者が身を焦がせる怒りの念にとらわれたとき、自らの命を代償に、社会に「復讐」を残す。そんなテーマを元に作ってみました。
リアルの世界とリンクさせるために、実際の統計情報を多用しています。
加害者が法律に守られる。確かに社会の法規上は「正しい」ことかもしれません。しかし、被害者が身を焦がせる怒りの念にとらわれたとき、自らの命を代償に、社会に「復讐」を残す。そんなテーマを元に作ってみました。
リアルの世界とリンクさせるために、実際の統計情報を多用しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!真の正義が実現した世界はどうなる? 社会派でもあり超弩級の人類SF。
こんな物凄い傑作が、たった星4つなんて!!!
アクセス数24だなんて!!!
埋もれていることが惜しい!
カクヨムの10万人がみんなこれを読んで欲しい!
法で裁けない悪に復讐する話。
悪魔と契約して願いを叶えてもらう話。
人類とはどんな生き物か、を問う話。
その究極の姿がここにある!
「シン・ゴジラ」のように面白く、「デスノート」のように面白く、「怨み屋本舗」のように面白く、「神は沈黙せず」のように面白く、とにかく凄かった。
ガツンと殴られたような衝撃で、もうアホになっちゃって言葉が出てこない。
作者はホラーと分類していますけど、私の理解ではこれはSF。
人類…続きを読む - ★★★ Excellent!!!血の涙を流した瞳で見つめる正義の姿
一人娘を理不尽な交通事故で亡くした父親の前に突如現れた、「日本ジャスティス実行財団」のホームページ。
それは大きな代償を支払えば自分の正義を実現できるというものだった。
しかし、正義が実現された社会はとてつもない混沌をもたらすことになる。
我々の住む社会の法体系は、犯された犯罪の全てを罰することなど到底適わず、また被害者の応報感情を鎮めるどころか、さらに悲憤を生じせしめることさえある。
つまり今の正義はあまりに不完全なのだ。
その不完全さを、民主的な社会の原罪として受け入れるべきか、否か。
その問いに「否」と答えた場合に暴露される人類される姿が、この作品のあまりに苛烈で残酷な結末だ。