使い手ではなく、使い足。手で握れないなら、足に装備すれば良いじゃない

渋いおじさんが若い女の子に惚れ込まれて無双しまくる、っていう男のロマンが詰め込まれた一作。

年の差カップルはしばしば作劇のモチーフとして取り沙汰され、人気を博すものですが、ご多聞にもれず本作も女の子を危機から助けることで出会いを果たします。
そのおじさんが実は伝説の最強剣士で女の子の憧れの存在でしたーとなれば、まぁそりゃ惚れられるわけで。

おじさんもおじさんで実生活はてんで頼りないゆるキャラなのに、剣の腕前(足だけど)だけは強いというギャップ持ち。
そう、足。

何だか足で刀を装備しています。

ふぁっ!?
何だこれわけわかんねえけどとにかくすげえことしてるのはわかる……。
こんなヒーロー像は見たことありません。びっくりしました。

和洋折衷な独特の世界背景(和服中心なのに警ら隊の制服や病院などがあることから、文明開化直後の明治時代あたりがモデル?)に慣れるまでが少し戸惑うかも知れませんが、伝説の剣豪と剣聖を中心とした複雑怪奇な人間模様は一読の価値ありです。

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