姫とヨルとの物語

 短編において、話数分けが必要かどうか、1エピソードにまとめてくれないものだろうか、と思わせる作品もある中で。
 前編と後編が、互いを補完し合うこの構成は、見事という他ない。

 その仕掛けは、実際に読んで体感して欲しいもので突っ込んだレビューは避けなくてはなるまい。
 1度、レビューとタイトルを書いたが、ネタバレになりそうで消しているのだ。

 この美しい静かな夜に、どれだけ言葉を尽くしても、それは無粋というものだろう。

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