素朴な料理に込められた、隠しきれない隠し味

食べることを面倒に思う女の子と、その子にごはんを食べてもらいたい男の子の、実に微笑ましい美味しいお話です。

その微笑ましさたるや、身も心もぽかぽかするほどです。読み終わってからしばらくたった今も、あたたかな余韻が微塵も色褪せません。

食べることを通して丁寧に描かれるふたりの関係性が素敵で、ずっと見守っていたくなりました。
彼の作る料理は素朴なのに本当に美味しそうで、その理由がまっすぐに描かれているところがとても好きです。

心に直撃する美味しいお話を、皆様も味わってみませんか?

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