色香る、花咲く、心憂い15㎝の景色が鮮やかな夕日に染まる――。

五感を擽られる作品。

匂い立ち、眩しさに目を細め、まるで温室の中にいる様な感覚。

草花の鮮やかな色や香り、主人公達の穏やかな日常。
そして壊れる音は、衝撃を伴って鳴り響く。
それでもこのお話は、
見た目ほど甘くないハーブティの様な現実が、
少し美味しく感じられる。

優しく切ない不思議な穏やかさをくれます。

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