無題の文学称汝

他人にどこか‘違う‘と言われる主人公、北河　秦は、紆余曲折の末、‘違う‘を自覚した人間は碌な人間ではないということを理解する。ラノベによくある悟り系主人公を否定したい、しかして彼もまたどこか違う。矛盾に苦しみつつも生きていた彼は、自身に訪れた‘運命‘を自覚してしまう。

少女は実に‘無個性‘だった。唯一好きなことは本を読むこと。それ以外の欲求は‘寝たい‘だけだった。無数の本を読破の末、少女は自身のステータスを書き換え、文学少女として生きていくこととなった。

2人の高校生と、それに関わっていく個性の塊達の物語。