中華風ファンタジーって書きにくい印象がありますが、この物語は流れがとても上手いと思います。それほど甘ったるくはなく、とても読みやすかったです。
よろしくお願いします
最近の少女小説界隈で流行りの「中華モノ」というと、後宮という閉じた空間内で完結する話が多いイメージですが、本作は冒頭の口上にある神話から周辺諸国との関係性まできちんと設定が練りこまれていて、中華の壮…続きを読む
序の<まず口上を一つ>で書かれた女神と男神の話が、本作『翠浪の白馬、蒼穹の真珠』を通しての隠し味となっていて、作中のところどころで真珠・毬・扇が出てきます。読者はそのつど、物語りの中にぐいっと力強…続きを読む
作者の手がける「烏翠」シリーズ最初の長編です。といっても、どれから読んでも楽しめるように書かれているので大丈夫です。でも、初めての方、他の作品読んだよ、という方には、是非是非、これは読んでいて欲しい…続きを読む
恋愛がメインの一つにある小説というと、過度にアマアマベタベタな場面に私は辟易することがある。 ですがこの作品では情景的にも心情的にも適度・適切という言葉が相応しい内容でした。 それは世界観や…続きを読む
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