確かな筆致と造詣深い考証により、奥深いストーリーに冒頭から惹き込まれてしまいます。日本史の教科書などでも登場するような、我々にとって馴染み深い単語が作中の随所にちりばめられていて、遠い時代のお話なのに親しみやすく感じられるところも魅力的です。特に日本の歴史や昔の文化などに興味のある方には是非、オススメしたい作品となっております……!
一寸先は闇。未来も、明日も、下手をしたら一瞬後のことも。誰にもわからないけれど、それでも恐れることなく、己のために、誰かのために、クニのために、進んでいく数多の人々。想いが重なり、火花を散らし、…続きを読む
率直な感想を申し上げると、『すごい作品』でした。実際存在したかのような時代背景、登場人物。どれをとっても素晴らしかった。この物語は弥生時代に焦点を置かれた作品でしたが、物語の序盤からその世界に…続きを読む
日本人ならば誰でも一度はその名を耳にし、雄大な時代への畏敬と憧憬に胸を躍らせたことはある弥生時代。「女王の名」は己が命を燃やしながらも大切なもののために生き、時に雄々しく、時に気高く、時に悲しく、そ…続きを読む
濃い内容にも関わらず、気持ちいいぐらい読みやすい文体です。どんどん景色が展開していきました。考証もとても緻密でとにかく面白いです。
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