連作短編を意識されているだけあって一話のなかでメリハリが効いていて面白い。何より本当に北海道を探索しているようで、所々で出てくるご当地のネタが良いです。
食べることをこよなく愛する物書き。 最近は似非詩人の肩書きが加わわりました。 好きな猫の毛色 キジトラ、サビ 書くのは詩、ホラー、奇譚、中心だが読むのは…
全ての創作は作者個人、また作者の想像力を養った空間・文化の土着性からは逃れえないというのが私の持論です。 プロパーの日本人の私にとって、一番怖いホラー、最上級のホラーとは、醤油の香りがするホラー…続きを読む
特筆すべきは圧倒的な落差と速度。そしてそれを不自然に思わせない構成の妙でしょう。見せたい武器(シーン)が無数にある中で、選りすぐりの殺傷力を持つ場面だけをひたすらぶつけられているような、狂気的…続きを読む
本作はクトゥルフ系列の専門用語が頻出するため、そちらの知識がある方が楽しめるのは間違いない。が、私はまったくの門外漢であるが、「よくわからんがそんな名前の邪神がいる」程度の認識で興味深く読めた。…続きを読む
冒頭からの、冒涜的なエログロ展開。にもかかわらず、全く嫌気もささずに面白い!任侠だからでしょうか。クチナシを守ろとしたのには、別のものもあったでしょうが、最悪の結末を回避できたのは、禮次郎の奮…続きを読む
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