水も彼女も月も

素晴らしかった。その一言に尽きる。

近く有り得るかも知れない未来。切なくも美しい物語です。
蒼く美しく奏でるように綴られていく文章。リアリティーがそこにあり思わず手を伸ばし指先で触れてみたいと思わせる描写。

何度も何度も幸せを願い読む作品に出会うとは思いもしなかった。(二度読みました。きっとまた読んでしまうだろうと思います)

軽く読み出すと火傷してしまう恐れがありますよ。紫藤さんの恋愛小説は心に何かを残します。

悲しいのに美しい世界に溺れてみてはいかがでしょうか?

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