あとがき
勝利の道は険しいものであります。また人生においても茨どころか剣山しか見当たらないことでしょう。
そう思ってしまう人に、きっと僕は何かを伝えたかったのだと思います。
この話は、計三度、大改稿がありました。カクヨムには二度目の段階で完結まであげたのですが、それ以降、自分で納得できず、この形に収まりました。
こうして完結を迎えた今、ここが彼女たちの正解なんだと自信を持って送り出せました。
書き直ししている間、長い期間お待たせして申し訳ありません。僕自身が絶賛茨の道を邁進中でありまして、ゆえにこの最後の物語を描けたというのももちろんあると思います。
本当はもっと温めておこうと思っていたのですが、時期が時期的なこともあり、「こりゃ、僕にできることをやりたいな」と思った次第です。
どこまで伝わっているのかはわかりません。
どこまで表現できたかもわかりません。
世の中にはどうしようもないことが溢れています。物語のように勝てなかったり成功できないなんてのは溢れています。戦うことは苦しくて、戦い続けることもまたたくさんのエネルギーが入ります。だから必死になれ! と言いたいのではなくて。信じるものは救われるとか楽観的なことを言いたいのでもなくて。
この話を通じて僕が言いたかった、皆さんが思っている〝何か〟を改めて感じていただければ、彼女たちが、月見健吾が歩んできた軌跡に意味はあるのだと思います。
それでは。
月見健吾とその周りを支えたスタッフたち、勝利を諦めなかったイシュタルイレブンに万雷の拍手を。
元天才サッカープレイヤーの俺は監督業始めます。(改稿版) 碧咲瑠璃 @aosaki_ruri
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