死と演劇と、そして――……。

死体を演じる青年と、その青年を傍で見守る彼女のお話。
夜空のように、暗くて静かなイメージですが、優しさというか、彼女の青年を愛しく思う気持ちが感じられます。それがとても心地よいです。
後半にある、言葉遊びの様なやりとりが、クスッと笑えてお気に入りです。
誰かを「愛おしく思う」温もりに触れたい方に、おすすめです。

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