イントロを結構アピールされていて、イントロだけなのにそれが物語の良さになっていて。上手く言えないのですが、短編なのに多くの物語を詰め込んでいるところにも、脱帽しました。
仲井隼星(なかい しゅんせい)と申します。 初期に登録して、今はほぼ放置している状態です。
ふと足を止め、サックスを習いたくなった理由が明らかになった時、驚きと悲しみに襲われます。 新しい1歩を踏み出すラストが印象的でした。
読了後、胸を締め付けられ中々言葉が紡げません。主人公がソプラノサックスをふと始めた、現在。主人公と彼女、そして帽子さんとの、過去。時間って先へ先へとしか進まないから、過去の話って物語の流れ…続きを読む
自分ではこのようにうまく簡潔に書けないので、ほんとに先生との話が分かりやすく気分がスーーっと晴れる文章でした。
ひと夏を慣れない楽器に捧げる、主人公の理由。過去のいきさつを挟み、それが明かされたとき、美しく抑えた文体の間から感情が溢れ出し、胸に沁みました。余韻の心地よい、心に残る物語です!
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