桜が咲いて散るのと合わせて、二人の愛の変化が書かれていて、面白かったです。これからハナはテツとどうするのか。そこを敢えて書かないことで、読む側の想像が広まりました。素敵なお話でした!
仲井隼星(なかい しゅんせい)と申します。 初期に登録して、今はほぼ放置している状態です。
何百、何千という愛のカタチに一つの愛が加わる。それは初めは拙く、その後年月が過ぎるとともにその愛は・・・ぜひ、一気読みをお勧めします。
もともと彩度の低い夜桜の色は、彼らの思考を通して高い彩度に塗り上げられていた頃があっただけに、本来の彩度を通り越して限りなく無彩色に近づいていく感覚の様子をここまで再現するか、と唸らされた作品。
恋人が共に生きていくなかで、お互いに変わらずにいることは稀なことなのかもしれません。満開の花をつけた美しい桜の姿を鮮明に覚えているヒロイン。その桜の散り際は、ヒロインの目にはどのように写ってい…続きを読む
学生という軟らかな殻に守られていたころ。大きく張った枝に、美しい花弁を揺らせることの出来る時期。だけどいつかは、花弁は枝を離れなくてはなりません。己を守ってくれていた枝を離れて、どう舞うの…続きを読む
もっと見る