これぞ恋のお話、ラストに心を揺さぶられますぜ!

高校生の遥斗は、連日水族館に顔を出していた。それは人魚に会うためであった。
とても幻想的な物語。これぞ恋のお話と呼べる、一品です。
これだけの文章量でありながら、読み手に感動を与える技量はさすがです。
しかも主人公遥斗のバックボーンがしっかりと描かれており、単なるファンタジーでは終わりません。
そしてラストシーン。予想外の顛末に驚きながらも、「良かったわぁ!」とため息がもれます。
一歩踏み出す勇気。それがあれば、こんな素敵な出会いが待っていてくれることでしょう。

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