何も言えない。美しい、とだけしか。
【書籍化作品】 ・『いちいち癇に障るんですけどっ!』KADOKAWAビーズログ文庫 https://kakuyomu.jp/publication/entry…
優れた短編です。迂闊な褒め方をするのも憚られる位の。魅せ方が上手い。魅せる為の文章ではなく、文章そのものが魅せていると云えば何となくでも伝わるでしょうか?二人の心の通い合いは寧ろ淡々と紡がれ…続きを読む
幕末、肺を患う沖田と彼に淡い恋をする京の娘の物語。命を燃やして闘う新選組の隊士の、静かで穏やかな療養生活を支える花乃がなんとも健気で可愛い。真心込めての給仕も甲斐なく、沖田は『ふわふわの卵を一匙…続きを読む
食がもともと細い人に食べさせるということは、ものすごく難しいと思います。どんな理由で食べないのか、聞いても教えてくれないと余計に。タイトルは『いけず』で京都のお晩菜の話なのかなぁ、と思ったので…続きを読む
この作品もいいですね。過不足のない言葉が明るい庭越しの練達のピアノのように心地よく聴こえてきます。軍鶏鍋のうまさを語るより、どんなものを食ってくれないかを挙げ、卵料理ならひと匙ふた匙というところま…続きを読む
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