ただ、ただ、美事。沖田総司が、命を繋いだひととき。

新撰組の天才、沖田総司の最期の日々に、こんなにも愛おしいひとときがあったなら……

山南の介錯、寝付き、そして花乃渾身の軍鶏鍋。あるべき出発点から、辿るべき道筋を辿り、終わるべき場所へ到着する。

美事なまでの筋運び。すべては繋がっていて、淀むところがない。



こりゃあね、読むしかない。読んどくしかないよ。なあ、山南さん?

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