想いは時を変える。

歴史物、恋愛、SF、スパイ、ミステリーが全部盛りの作品です。

戦前戦中の昭和が時代設定としてあり、これは作者の『諜報員明智湖太郎』シリーズと同じです。
作者の描く戦前昭和がとてもリアリティがあり、作者自身が実は未来人静香なのではないかと思うくらいです笑

さて冗談はさておき、本編のお話ですが、今作では明智さんシリーズとは異なり、SF要素が強い作品になっています。
といってもベースが戦前昭和なので、変に近未来な感じはなく、「昭和から見た未来」というような感じです。

未来から来たというジョージと女学生スカーレットの物語。
手紙を通して恋が芽生えていくのですが、物語後半で明かされていく事実に驚きます。

強い想いは人を動かすものですね。

個人的には、後半駆け足感があったので、もう少しボリュームがあっても良かったのかなと感じました。
中編にするにはもったいない、長編小説で読みたいと感じました。

おすすめの作品です!

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