青臭くて、苦くて、中身は空っぽで、でも、そこには愛がある。


 一気に読んでしまった。

 一発屋の元ヴィジュアル系バンドマンが、亡き姉の一人娘を引き取って・・・
 という、主人公ナルシーの境遇が、それを追い掛けるだけで長編一本分のネタになり得ると想う。

 全体的にコメディタッチのストーリーなのだが、最後の最後でホロリとさせられるシチュエーションがあったり、読み応え十分の作品に仕上がっている。

 自信を持ってオススメします。

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