丁寧な文体で紡がれる、何気ない日常の1コマ。


 主人公の修二は、寿司屋のバイトで生計を立てる26歳の男である。
 毎日、毎日、真摯に仕事に向き合い、店を訪れるお客さんを観察しながら、暇な時間を見つけては小説を書いてる、どこにでもいる普通の男だ。
 異世界に転移して、身につけた寿司職人のパワーで世界を変えるような事は一切しない。
 彼は目の前にある現実から逃げたりしないのだ。

 このレビューを書いてる現在三話まで公開されてる、この物語が、どのような完結を迎えるのか。
 非常に楽しみな作品である。

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