恋をする男女が雨を願う話です。会話の軽快さがよく、読後感もすっきりしています。筆者独特の言い回しににやにやしながら読んでしまいます(笑)爽やかな短編を、雨の日に――。
2017.9月 ファミ通×カクヨム 『僕と君の15センチ』 短編小説コンテスト 大賞を頂きました! 10月30日 ファミ通文庫『ショートストーリーズ 僕とキ…
圧迫面接を受けた主人公がむしゃくしゃした気分で公園にいると、明らかに泣き顔の女性が現れ、会話します。「彼女の苦悩が僕には分からないように、彼女にも僕の怒りは伝わらなかったのだと思う。当然だ」…続きを読む
タイトルに雨の文字、けれど読み終えた後に感じた晴れ渡る読後感、最高でした。
雨は、ただそれだけの天気だと言うだけでドラマを生みます。冗長な会話シーンでも、背後で大雨が降っていれば時間の長さを音でもって演出させられる。不意に沈黙が生まれたら、雨音がそれを繋ぎ、そしてその…続きを読む
主人公が抱えるやり場のない腹立たしさ。 ヒロインがたたえる「雨」の理由。 この二人の間に雨が降ってくれればいいのに、と思わずにはいられない。雨が天と地をつなぐように、二人をつないでくれたら、と…続きを読む
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