吹く風に流されても。落ちて醜く色褪せても。

学生という軟らかな殻に守られていたころ。
大きく張った枝に、美しい花弁を揺らせることの出来る時期。

だけどいつかは、花弁は枝を離れなくてはなりません。

己を守ってくれていた枝を離れて、どう舞うのか。どこへ落ちるのか。


もう、守ってくれる殻は無い。

今と向き合う勇気を。
歩んでゆく強さを。

風に舞う頼りない花弁たちの成長を祈ります。

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