3話構成だったので一日1話ずつ読もうかと思ったのですが、一度読み始めたら、一気に引き込まれました。甘く苦く現実的に、ひとりの人間を愛し続けることの難しさを描いた、深く考えさせられる物語です。
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もともと彩度の低い夜桜の色は、彼らの思考を通して高い彩度に塗り上げられていた頃があっただけに、本来の彩度を通り越して限りなく無彩色に近づいていく感覚の様子をここまで再現するか、と唸らされた作品。
主人公ハナエのやりきれないもどかしさ、直に伝わってきます。切なく残る後味に魅せられました。皆様にも一度、是非読んで欲しい物語です。
桜には、思い出が重ねやすい。誰もがひとつふたつ、桜への想いを持っている気がする。どんな時の桜がすきだろう。そして、嫌いだろう。私もやはり過去の人たちを思い出す。何度でも。散って地面に散らば…続きを読む
満開の桜は綺麗。でも、儚く散っていく。桜と恋は実によく似ていますね。第一話から第三話まで、短い中で二人の間を流れる何かが変化していく過程がきちんと描写されており、また、くどくないので読みやすか…続きを読む
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