不器用な女の子が、しっとりした世界観で魔道具屋を営む

人付き合いが苦手だけど魔道具の設計/修復/運用が得意な女の子が主人公です。派手な戦闘シーンや、強烈な落差の葛藤などは使わずに、等身大の主人公が地元の街で魔道具屋を経営して生計をたてることに焦点を当てています。

経営となれば、どうしてもお店の赤字やらなんやらを気にする必要があるため、愛想笑いひとつできない主人公にとっては無理難題になってしまいます。しかし魔道具職人としての技術はたしかなので、物語の後半にて突破口が開かれます。

花火です。

この世界では花火が失われつつある技術なので、魔道具屋を営む彼女にとってチャンスでした。

きっかけを作ってくれたのは町を出て冒険者になった友達です。友達はタフで人付き合いも上手で嫌味なところもありません。おまけに冒険者仲間の素敵な彼氏を連れてきます。

主人公は、友達にちょっぴり引け目を感じてしまいます。

しかし読者の皆様、心配なさらずに。ちゃんと主人公の短所を補える素敵な幼馴染の男性が出演します。少々堅物な男性ではありますが、誠実の裏返しでもありますので、期待していいですよ!

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