代替の行き着く先

テセウスの船。
おそろしいパラドクスです。

人はどこまで代替できるのかというテーマを真正面から扱い、ある種絶望的な結末を描きます。
ですが、本作のもたらす解答には希望もあります。

ロボットが人に成れるのなら、人もロボットに成れる。

昨今、人を越える人工知能等が危惧されて久しいですが、本作の解答を用いればこの恐怖は消えます。
人も同じように人工知能へとなり替わればいいはず。

人やロボットの境界を考える、思索的な短編をありがとうございました。

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