地蔵トンネル

作者 RAY

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★★ Very Good!!

トンネルにある都市伝説で盛り上がる大学生。
盛りあげる者に信じない者。そして彼らは向かったトンネルで恐怖に出あう――

そういった怪談にありがちな設定や怪異をなぞりつつ、
それらを「ありがち」と思わせない「読ませる」文章。
読者を惹きこみつつ、きちんと昇華されている点が評価点です。

オチ(怪異)としてはどうかな、と思うところも多少あるのですが、
それでも最初から最後までちゃんとホラー小説らしく、
しっかりした骨組みがあるところも良いですね。

これからトンネルに向かう方はいらっしゃるでしょうか。
そしてそこに地蔵があったら、あなたはいったいどうしますか?

★★★ Excellent!!!

短編の名手(長編は名人ですよ)によるコワイ話。
雰囲気たっぷりに語られる現代の怪談で、ホラーならではのジワジワ感がしっかり味わえます。
ホラーの醍醐味といえばやはり、行っちゃいけないところに、怖いもの見たさで無謀に訪れる人たちが、やってはいけないことをしている、それを物陰からこっそりのぞいてる感じだと思うのです。
この作品は短い中に、まさにそれが詰まってます。

★★★ Excellent!!!

肝試し感覚で、使われていないトンネルに行った4人の大学生の運命は……。

怖かった。いやー、怖かった(2回目)。

何がって、言いづらいですけどね、内容。ネタバレになりますし。うまいんですよ、出し方というか、雰囲気づくりが。もう、すごい怖かった。夢に見るわ。田舎でトンネル通るの嫌だわ。少なくとも、出口が見えないカーブしたところ、通りたくないわー。

そんな小説。

★★★ Excellent!!!

各方面の描写がしっかりされているため、ホラーの雰囲気を存分に味わえることでしょう。

時計の秒針の音、外の足音、人の話し声、雨戸が揺れる音……

普段何気なく感じていた音に思わず振り向いてしまう、あの心理状態に陥ります。

どこか不安で落ち着けず、そわそわしてしょうがなくなりたい人にぜひ読んでみてほしい作品です。

……これを読み出してから、やけに風が強くなったような。

★★★ Excellent!!!

興味津々で気味悪い場所へは行かない方が安全ですね。
昔からトンネル内は霊が溜まりやすいところだと聞いています。
山道で個人で祀られたお地蔵様には手を合わせないように
しています。
何か意味があると思いますので。

とても面白い小説でした。
あらためて、霊の怖さが伝わる小説でした。

★★★ Excellent!!!

興味本意で「都市伝説」の場所へ赴く大学生グループ。
彼らにとっては、単なる遊びの延長であった。だが、その場所で彼らが遭遇するのは……
短編の名手が、久しぶりに上質なホラーを描いてくれました。
まさしく「恐怖」です。
もうお手本のような、見事な出来映えです。ラストシーンを頭の中で映像として浮べれば、間違いなく背筋に冷たい汗が一筋。これが大量に流れるようなら、それは風邪を疑わなければなりませんが、とにかくホラー好きには堪らない一品です。