楽しげな歌も、スイーツも、嬉しい。けれどもこれは、深く、切なく愛の伝わるプレゼント。こんな愛の伝え方もあるんですね。ラスト一行で、あたたかく静かな感動に包まれました。
【カクヨムコンテスト10参加しています!】 『氷華の姫に焔の果実を』 https://kakuyomu.jp/works/168173306584057893…
行間に物語があることを教えてくれる、そんな作品です。
こんなに少ない文字数なのに相手への思いが間違いなく伝わってくる文章力と表現力が素晴らしいです。あえてすべてを説明しないラストが、だからこそ印象に残ります。
誰かのためを思って、精一杯のものを贈る。これが一番ですよね。最後で安心しました。
バレンタインにぴったりの、ショートショート小説。過不足のない、シンプルで、とてもあたたかい――読んでよかったと思える小説でした。
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