最後の台詞でゾクリと来た

読み進めていく内に、自分までもが物語の中に引き込まれていくかのような感覚を覚えました。問いかけを受けると、人はそれが他人へ向けられたものであっても、ついつい自分に置き換えて問いを投げかけてしまうものです。

その結果が上記のレビュータイトルです。
物語が終わる頃にはすっかりやられ、毒されていました。作中にあった通り自我を「浸食」されてしまっていたのかもしれません。

短編としてとても良くまとまっており、ギミックもわかりやすく、それでいてゾクリとくる。年の瀬、年明けの余暇にはピッタリの、素晴らしい作品だと感じ入りました。

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