・・・!。なんかカッコいいし、悲しいじゃないか

でも最後になんか嬉しいホッとする気分になるのは何故?
一言でいうと江戸と東京、時間と場所をまたにかけた人情物語・・・。
という表現では括れないなぁ、時間を超えた恋愛小説・・・とも違うし。
結局、小説の王道をベースにさまざまな分野のエッセンスを放り込んだ作品に仕上がっている。スパイスは、江戸の人の粋と心意気+現在の都会人の信念と意外なモロさ・・・かな。いい塩梅に柱になってる気がします。
全般的に長編ものというのは、エンジンがかかり加速しだすと一気に盛り上がりいつのまにか次の展開をワクワクして待っようになる。
そこまでにいかにして飽きさせずつなげていくかということがとても重要になると思います。その辺の進化を感じますが、まだまだ進化できる要素を持っていると思います。今後の作品も楽しみです。
(なんで上から目線なの?と言われるかも知れませんが、読者はたいていそういうもんなんで・・・笑・・・汗)

RAYさんの作品全体に共通するキーワードは‘人を想う気持ちの強さ’だと勝手に思ってるですよね。その大切さと持っている無限大のエネルギーみたいなものが読み終わった満足感に混じって後味のように心に残る。
人柄と共に作品が多くの人に愛されるのはそこなんだと思う。

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