極端な個性が交錯して放たれる、煌めく青春のスパーク!

エピローグ二話を残した時点でのレビューになります。

ストーリーの中心は、主人公の想太が想いを寄せる卓球部部長の門脇さんに頼まれて、とある事件をきっかけに退部してしまった「全中四天王」と呼ばれた四人の部活復帰への交渉を請け負うというものです。

タイトルどおり、登場人物の(本来の意味で)ユニークな個性が絡み合い、部活復帰に向けての駆け引きや、卓球での勝負、ひいては過去の事件の裏側という部分にまで四人の性格が影響してきます。
極端なせっかち、自己中心的すぎる真面目、計算高い嘘つき、観察眼の鋭い黒幕という四人のキャラクターは、じゃんけんの手のようにお互いに得手不得手があり、卓球の技だけでなく勝敗にも影響しています。

卓球を通してその関係性を見るのも面白いのですが、復帰交渉時の絡みやファミレスでの話し合いのときにも個性がいかんなく発揮され、想太が振り回される様子が面白い!

卓球を詳しく知らなくても、その技や攻守の多彩さを楽しみながら彼らの騒動の顛末を追うことができます。
皆さまにぜひおすすめしたい作品です。

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