べらんめぇ口調のトナカイが織り成す感動の奇跡

キャラ付けが相変わらず強烈すぎて(笑)。
江戸っ子気質なトナカイもそうですが、妙に人情深いサンタクロース(だか何だか)との掛け合いにクスリとさせられました。

クリスマスもサンタクロースも西洋の風習なのに、作中の二名は妙に東洋思想かぶれしていて、うまい具合に和洋折衷しているのも面白いです。
密やかな現代日本の風刺でしょうか。

サンタクロースは子供に必ず贈り物を届けなければならない。
その贈り物は子供が真に願ったものならば絶対に叶えなければならない。
ならば、それがたとえ天に背くものであったとしても、必然的に叶うよう機能しなければならない。

建前も、名目も、どうだって良い。
それがそういう法則を持ち、能力であるならば、彼らは子供に笑顔を届けてくれるんですね。

その他のおすすめレビュー

織田崇滉さんの他のおすすめレビュー415