怖くて、幻想的で、切ない、とある呪いの物語

この話は、とある呪いにまつわる話だ。ジャンルとしては、間違いなくホラーであり、そして悲劇なのだろう。だが、読んだ後の後味はむしろ良くて、ラストシーンにはどこか爽やかさすら感じた。

カルナの夜という不思議で恐ろしい存在と、それを取り巻く人々の人生を描く良作であった。この作品の背後には、語られなかったたくさんの過去の、そして、未来の物語があるのだろう。


その他のおすすめレビュー

佐藤.aka.平成懐古厨おじさんさんの他のおすすめレビュー198