魔王は呪文を唱えた! モンスターの落とすゴールドが下がった! 経済は混乱した!

作者 六畳のえる

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★★ Very Good!!

普段の生活からは縁遠い事だったり小難しさを感じるものへの知識というのはなかなか蓄積されず、仮に覚えたつもりでも期末テストの一夜漬け張りな付け焼き刃となる事が多いと思われます。

ですがこの小説を読めば「あ、この状況って○○話でもあったな。これがデフレか」「今はインフレ! となるとこれから起こるとしたら○○話のあれか……」と、ただ普通に専門書の中の具体例を覚えるよりも遥かに強く印象付けられ、また楽しい記憶として長く覚える事が出来ます。

本格的な専門書から学ぶのは良い事ですが、基礎が曖昧だと理解するまでに無駄な一苦労を強いられます。
まずは本作で知識の土台を作ってみてはいかがですか?

★★★ Excellent!!!

魔王といえば、強大な魔力で人々を苦しめ、世界を混乱させる存在。
その意味では、この作品に登場する魔王は比類なき恐ろしさを誇ります。

しかし、その魔力の使いどころが一味も二味も百味も違う!

何とこの魔王、通貨の価値を操作して経済から世界を混乱に導くのです!!

魔王を倒すため旅をする主人公の勇者・シーギスルンド率いるパーティも、この状況に翻弄され…………るのですが、愉快な仲間達のおかげでその道中は経済混乱で苦しむというより、ツッコミすぎて苦しいといった状態。

読んでいる私の方は、笑いすぎて腹筋が苦しかったです……。

このような恐ろしい方法で世界を乱す非道なる魔王を、シーギス達は倒すことができるのか!?

ラストには、笑いだけでなく心温まる『大切なもの』を得ることができますよ!

新感覚のエコノミックファンタジースラップスティック――長すぎるので略して『経済異世界喜劇』をどうぞご堪能あれ。

経済に興味がなくても、普段何気なく使っているお金の大切さを知ることができるだけでなく、笑いの効果によって腹筋強化も期待できますよ♡

★★★ Excellent!!!

こんなに呼吸困難になりながら読んだ経済の教科書は今まで見たことがありません。
あれ? 待て待て、それ以前に経済の本を読んだことがないぞ。
いきなりハイクオリティの教科書でドップリ経済を楽しませていただきました。
最後もハッピーエンドで、読後感も最高です。
これ、中学や高校の教科書に使えばいいのに、と思ってしまいました。

★★★ Excellent!!!

ある程度、経済学の知識がある人は思うでしょう。

「これって、ファンタジーの意味ある?」

いやいや、現実から離れたファンタジーだからこそ、純粋に「お金」のことを捉え直すことができるんです。
ファンタジーという設定の、こんな活かし方があったとは。

皆が当たり前のように使っているお金のこと。
たとえばバブル崩壊なんて、今の人からみたら「なんてバカなんだ」って思います。
でも、当時のほとんどの人が熱狂しました。その理由が少しわかった気がします。
売って、買って、売って、もっと高いものを買って。怖いですね……。

小学生や中学生に読ませたい作品です。


……あっ、訂正です。
主人公がちょっとエロいので、小学生には読ませられない、かな。

★★★ Excellent!!!

うんうん、モンスターを倒すとお金が落ちるよね。みんなそれで魔王を倒す準備をしてるんだ。
……え?
お金が増えたり減ったり!?
ま、魔王め!なんて卑怯な……!

貨幣経済が成り立つのに、造幣はモンスター任せだと~~!?!?

とんとんと話は進んでいき、まさかまさかの終幕を迎える。
ちょっぴり変わってて、でもたくさん笑える。そんな素敵なお話です!

★★★ Excellent!!!

読みながら何度吹き出したことかw
どのキャラも立っていておもしろかったです。

経済をファンタジーの世界観でギャグを交えながら展開していったのもお見事でした。
分かりやすい文章のおかげですんなり頭に入ってきましたよ。
経済の入門書にどうぞ、とオススメしてもいいかと。

ちなみに、メインの4人も好きですが、有料講座で稼ぐ元勇者が1番ツボでしたw

★★★ Excellent!!!

インフレ、デフレ等の仕組みや問題点を異世界で魔王討伐を目指す勇者パーティー御一行様と共に学べます。

魔王が次々に引き起こす経済的な現象のせいで、勇者達は魔王になかなか手出しができないという知的な展開が、読みやすいギャグ風味の文体で綴られています。
下手なニュース番組の解説より分かりやすい。さすが、著者様がコンサルなだけありますね。

『知は力なり』『ペンは剣よりも強し』お勉強は大事です。

★★★ Excellent!!!

ファンタジーにも色々ありますが、この作品に似たものはどこを探しても見つからないのではないでしょうか。
そんな唯一無二の楽しい経済ファンタジーです。

RPGなどでは、よくモンスターがゴールドを落とします。
そのモンスターの落とすゴールドが増えたら、減ったら……というようなお話。

さらに、ゴールドの増減がただのゲーム的な変化ではなく、勇者パーティや宿屋、武器屋などにも経済的な変化を及ぼします。

これがまた本格的にリアルなのです。
まるで経済の参考書です。
中高生に読んでほしい。

堅苦しくもなく、むしろコント的な流れで楽しく読めます。
パーティメンバーは、ものすごくバランスがとれているように感じました(お笑い的な面で)

ドラフシェさんの毒、大好きです。
負けるなシーくん!
あとカジノのシーンの某アイテムマスターには笑いました。

王道ファンタジーがインフレしているこのご時世、たまにはこういう肩の力を抜いて読める楽しいファンタジーもいいじゃないか!
そう声を大にして言いたい。

★★★ Excellent!!!

魔王討伐に向かった主人公たち。しかし魔王は落とすゴールドを操作する魔法を使ってきて......!?というお話。目を引くタイトルと他ののファンタジーものとは一線を画する設定に惹かれて読み始めましたが、非常にテンポがよくて読みやすく面白かったです。「もしドラ」みたいな感じにすれば売れるんじゃないかな。いっそのこと社会の教科書に載せて全小中学生に読ませるべき!

★★★ Excellent!!!

と、そんなタイトルで始めれば、RPGが好きであろう読者諸氏は首を傾げるかもしれない。
しかしこの物語は、間違いなく我々に経済の仕組みを教えてくれるのだ。
貨幣経済がどれだけ複雑で、そして危ういバランスの上に成り立っているのか、そうして、どうやってそれを積み上げてきたのかが、コメディとRPGのノリでよく解る、これはそんな、素敵なお話である。

★★★ Excellent!!!

勇者一行は魔王打倒を目指し旅をしていく。
だがある時、モンスターを倒した時に落とす金額が少ないことに気が付いて――

とにかくお金の流れが判りやすくて面白いです。
最初はデフレ、途中からインフレ、更には――と経済を分かりやすく学んでいけるような錯覚すらします。いや、実際そうなのでしょう。
また語り口もコメディ調で分かりやすく、勇者一行四人の登場人物も分かりやすい特徴があるので、主人公の苦労っぷりとその周囲の様子が目に浮かびます。

面白かったです。

★★ Very Good!!

経済学関連の初歩を有名な某RPG風味にして噛み砕いたものになります。通信技術の発達していない中世ファンタジーであっても、遠距離の相手と連絡可能なマジックアイテムが存在するため、それほどのタイムラグが発生せずに貨幣価値が変動します。

はい、シノギの匂いがしてきましたね。
主人公たちは比較的魔王たちを倒すことを忘れていませんが、他のパーティーは貨幣価値の差額を利用して金を稼ぐことに心血を注ぐようになります。我々の暮らす社会そっくりです。というか我々の国がやった失敗をなぞっていくことになります。具体的にどんな失敗をするのかは物語をごらんあれ。

そういう生臭さがぷんぷん漂う世界観をコメディタッチで描くことで消臭することに成功しています。いや成功したのか? むしろ強化されたようなしないような?

えーと、とにかく、人間たちの良くも悪くも懸命に生きるがゆえに失敗することをコメディとして描いた物語なので、興味のあるかたはご一読ください。

★★★ Excellent!!!

とても、面白かったです!

わかりやすすぎる経済解説書が、面白おかしく、しかもタダで読めるなんて思いませんでした。

ゴールドが、こんなにも勇者たちを惑わせるとは!

魔王、やりおるな!と思ってたら、思ってもみなかったオチが!!


楽しみながら、読み終わった頃には、以前よりも経済に詳しくなりました。

★★★ Excellent!!!

 モンスターを倒すとゴールドがもらえる。弱いのは少額、強かったりレアなのは高額で、金額はモンスターごとに一定。
 ゴールドは王国が鋳造して配布するものではなく、モンスターを倒して得られるもの。
 RPG,ファンタジーではそこは揺るがない不文律、世界のシステムです。

 でももしそのルールが崩されて、その元凶が魔王だとしたら?
 本作品はそんな経済の変動を、ファンタジー世界で分かりやすく教えてくれます。
 市場に流通する貨幣が激減したら? 逆に有り余るほど流通したら。

 本作の主人公たち、勇者一行は変わりゆく経済状況に一喜一憂しながら、身をもってお金の大事さを学んでいきます。
 モンスターを倒してお金を稼いで、新しい装備品を買う。
 なにげなく通過することでも、お金の価値が変わるだけで金策に奔走したり、逆に財テクに走ってみたり。

 ストーリーの進行は、男子二人女子二人の四人パーティー。
 特にラブコメ展開があるわけではないけど、まれに挟まれるフラグにおおっとなる場面も。

 それから、天然かつ腹黒い女魔法使いアンナリーナ。
 ルールがあるようで、アバウトな召喚術を使う女召喚士イルグレット。
 一番非力でも博識で常識人。でも時折『ティッシュ大王』のような一面をのぞかせる、アイテムマスターレンリッキ。
 一番割を食わされる、童貞の香り漂うツッコミ係、いやもとい勇者のシーギスルンド。
 勇者の幼なじみで、連絡のたび勇者に罵らずにはおれない王国経済省勤務のエリート、ドラフシェ。

 女子三人が結託して、勇者をこき下ろすさまが楽しい(ぇ
 エコノミックファンタジー。
 掛け合いがコントテイストで、面白く読み進められます。

 まだ見ぬ魔王に翻弄される勇者一行に、勝ち目はあるのか。

★★★ Excellent!!!

中世欧州RPG風(というより丸々ドラクエ風)の冒険モノ。とはいえ緊迫したモンスターとの戦い――というのは、少なくとも最新話までないです。モンスターは、道端に落ちてる小銭提供マシン程度の存在感。

そんな感じで世界観はゆる~く構築されていて、キャラのかけあいも楽しい。

なんといっても本作が面白いのは、「マンガでわかる通貨入門」的に、通貨や経済にまつわるエピソード中核で構築されているところ。

デフレインフレ、バブルと崩壊から、通貨改鋳や貨幣並立に伴う混乱とか、「モンスターが落とすゴールド」をネタとして、うまく展開されています。まあ魔王は「中央銀行総裁」ですね、この世界では。戦時中のニセ札謀略みたいな気もするし。

やり手魔王の目的はやがて開示されるんでしょうが、別になくてもいいやw――という気にさせてくれるほど、貨幣ネタが面白い。気楽に読み進められる小説です。

★★★ Excellent!!!

ファンタジーっていうのは、現実世界の構造を子供にもわかりやすく模式化、記号化したもの、という側面を持っています。

そうした創作物から、世の中の仕組みを楽しく学んでいくんですね。


そういう意味において、この作品は極めて上質なファンタジーであるといえます。

やっていることはコメディですし、いかにもゲームファンタジーなご都合主義的な設定が、却って恐ろしく、効果的に機能しており、登場人物たちは極めて真剣。「シャレにならなさ」が滑稽さを生む、落語のような優れたエンタメ性と社会性のある作品になっています。

これ、書籍化して学校の図書館とかに入れたらいいんじゃないかな。

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最終話読了。
これはきっとあれですね、共通統一通貨を作って経済の安定をはかったりするんでしょうね。

金本位主義ならぬ、スライム本位主義とかでw

エキサイティングな話でした!

★★★ Excellent!!!

ひよっこ勇者たちが魔王を倒すために旅を続ける過程で、魔王がくりだす魔法という名の経済攻撃(?)にさらされ、いやおうなしに経済社会の荒波に翻弄されるパーティ。

って書くと難しそうですが。
基本は、ギャグです。
そして、とても読みやすくてわかりやすい。

でも、内容は深いです。インフレ、デフレ、通貨という存在……それらが、単なる定義だけではなく、実感をもって体感できます。
インフレのときの、浮ついた感じと。はじけたあとの、絶望感。
デフレのときの、陰鬱な空気。
それらを、なまなまと再現してみせる技は、さすがだと思いました。

このシリーズ、ぜひぜひ続けてください! お願いします!
めっちゃ楽しみです!!!

うちの子どもたちにも読ませたいです。読み聞かせしたいです。
正直、下手な経済入門本よりタメになります。

★★★ Excellent!!!

昨今、どの異世界ものも強すぎる主人公、おざなりな展開が多いですが、これはいい意味で想像を超えてました。
戦闘シーンだけでなく、街に滞在する時の宿屋や道具屋とのリアルなやり取り、通貨の下落、上昇に振り回される登場人物達。
登場人物には悪いと思いましたが笑ってしまいました。
世の中そんなに甘くはないというストーリが大好きな私には最高の作品です!皆様にもきっとお楽しみいただけると思います。是非お読みくださいませ。

★★★ Excellent!!!

「ドラクエ的ファンタジー世界で繰り広げられるプチ・ミナミの○王」な本作です。
これが、面白い。
儲け話には裏がありまっせええ!!
とでも言わんばかりのオチにマジ笑いしてしまいます。なんでファンタジー世界の住人が全員銭ゲバなんですかw
読みやすくて面白いから寝不足コースです。ちょっとだけ読むはずが、次へ次へと読んでしまう。

本作が書籍化されたら絶対買います。
でもそのときは、加筆てんこ盛りでお願いしまーす!(コスパ思考)

★★★ Excellent!!!

テンポがよく読みやすく、お金の仕組みについても気楽に学べる、コミカルなファンタジー作品です。魔王の魔法によって、インフレになったりデフレになったりする世界、お金の価値が上がったり下がったりして、勇者一行は振り回されます。だんだんと経済の仕組みを学び、儲けるすべを発見したりもしますが……世の中そううまくいきませんね……。なかなかこういった視点のファンタジー作品というのはないのではないでしょうか。面白い試みだと思います。

★★★ Excellent!!!

邪悪な魔王によって(ある意味では、この上なく恐ろしい)経済制裁が敢行された。それは魔物が落とすゴールドが減ってしまうというもので、ゴールドを通貨としていた人間の国は混乱に陥れられることとなります。果たして主人公たちは無事、魔王の元へたどり着けるのでしょうか。


どこか抜けたところのある勇者一行がお送りする、経済スラップスティックコメディ。息抜きに最適です。