某有名RPG風味の世界観で、貨幣について学ぶ

経済学関連の初歩を有名な某RPG風味にして噛み砕いたものになります。通信技術の発達していない中世ファンタジーであっても、遠距離の相手と連絡可能なマジックアイテムが存在するため、それほどのタイムラグが発生せずに貨幣価値が変動します。

はい、シノギの匂いがしてきましたね。
主人公たちは比較的魔王たちを倒すことを忘れていませんが、他のパーティーは貨幣価値の差額を利用して金を稼ぐことに心血を注ぐようになります。我々の暮らす社会そっくりです。というか我々の国がやった失敗をなぞっていくことになります。具体的にどんな失敗をするのかは物語をごらんあれ。

そういう生臭さがぷんぷん漂う世界観をコメディタッチで描くことで消臭することに成功しています。いや成功したのか? むしろ強化されたようなしないような?

えーと、とにかく、人間たちの良くも悪くも懸命に生きるがゆえに失敗することをコメディとして描いた物語なので、興味のあるかたはご一読ください。

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