概要
学校司書の不思議旅 九頭竜ダムに沈んだ故郷 和泉村ノスタルジー 冬
父の昔語りが好きです。
父の昔語りには、故郷である福井県の九頭竜ダムの底に眠る奥深い山の村の暮らしや、伝説や、動物や、植物や、人や、不思議なものが、いっぱい詰まっています。
父の故郷に行ってみて、今と昔のこの街の物語を、形にして伝えたいと思いました。
この物語は、事実と創作の入り混じったフィクションです。
「あなたの街の物語」コンテストで優秀賞をいただきました。
ありがとうございました。
父の昔語りには、故郷である福井県の九頭竜ダムの底に眠る奥深い山の村の暮らしや、伝説や、動物や、植物や、人や、不思議なものが、いっぱい詰まっています。
父の故郷に行ってみて、今と昔のこの街の物語を、形にして伝えたいと思いました。
この物語は、事実と創作の入り混じったフィクションです。
「あなたの街の物語」コンテストで優秀賞をいただきました。
ありがとうございました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!”麹”ではなく”糀”を使うのが作者の拘り? だと思う。
街コン優秀賞おめでとうございます。麹とはシブい題材を採用されましたね。
暇なので調べてみたら、”麹”は中国から伝わった古い漢字。”糀”は明治時代に日本人が作った和製漢字だそうです。米麹、麦麹、大豆麹の中で、米麹にだけ使うらしいです。
偶々、昨日の日経新聞に、麹を使ったロート製薬の化粧品の広告が載ってました。この商品名にも”糀”を採用してました。杜氏の肌が艶々しているのを探ったら、麹に行き着いたそうです。一緒に商品開発したのは新潟県の酒蔵だそうです。
本作品の舞台となる富山県ではありませんが、北陸地方は色々と麹が身近な地域なのかなぁと思いました。 - ★★★ Excellent!!!百年の時間、百キロの空間を味わえる
「あなたの街の物語」コンテストの受賞作タイトルの中でとても気になっていた作品でした。
1行目から、世界に連れていかれました。
ふるさとの風景の奥底に積み重なった時間、人の温かみ。
今は少し、でもきっと昔は遠く離れていただろう地域との交流の歴史。
すしを作る情景から感じられる、
「ああ、きっと昔からこうやってすしが作られて、人が暮らしてきたんだろうな」
という言い様のない重み。
まろやかで深い、まさに糀の小説です。
長い年月をかけて制作されたドキュメンタリのようで、私はこういう作品をずっと読みたかった!と、読みながら涙ぐんでしまいました。
この作品に出会えたことに感謝です。
これからも応援して…続きを読む