蓬莱橋を渡り切ったその先、風のようにほどけていく君の面影。
- ★★★ Excellent!!!
読み切ったあとに不思議な清涼感が残る作品でした。
大井川にかかる、古く長大な蓬莱橋。なぜ平坂さんと少年は蓬莱橋に訪れたのか。作品を読むうちに明らかになる真実に、思わず瞠目します。
蓬莱橋という場所の選定や登場人物のキャラクター性、名前まで見事に練られているなと感じたのですが、ネタバレになるので詳しく語れないのが惜しい! とにかく読む価値のある作品だと思います。
あと、平坂さんがとてもいいです。シリーズ化してほしいくらいですね。ともかく、オススメです。