繊細な筆致☆最後に明かされる先生との関係と心打たれる真相

最初、先生と呼ばれる人物と主人公の関係。
何だろう? 先生と生徒の関係なのかな、と思っていると、途中で違和感。
そして最後まで読み進めると、なるほど、となる作品です。

意外な舞台背景と、涙をそそるような真相。

なぜ先生は成人の儀にこだわるか。
それを乗り越えた者にしか与えられない感動と、主人公に新しく課せられた使命。

「だから、作るんだ。君がジンクスの一人目になれるよう、私は全力を尽くす」のセリフには、ぐっと来ました。

限られた文字数の中で、これだけのボリュームのストーリーを内包させ、且つ読者の心に響かせるのは、かなりの高いレベルの筆致のなせる技ではないかと僭越ながら思います。

私自身が街コンに参加させて頂いているのもあり、いろいろな街コン作品を読ませて頂いていますが、現時点でこれがいちばん好きかな……?

鷲羽山ハイランドを検索しました。
個人的にはスカイサイクル漕いでみたいです! 怖いでしょうけど。

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