仲間を失い、明日も失って、それでも奔った男に思いを馳せるお話。何もかも残っていない彼が最後に対話した者とは一体何者だったのか?きっとそれは、彼自身の生き様そのものだったのだろうと思います。
俺はバーチャルユーチューバーふぐり金玉太郎です。うぬらは? なにかを作ることが好き、小説やら3DCGやら模型やら色んなことやってます。 油断して近づいてこ…
死地に赴くのではない、死に向かいあえた。昔馴染みの声を傍らに、死地でなおも歳三は研鑽する。沖田を失い、近藤も亡い。それでも振るう剣は応えてくれた。天然理心流を極め、終に結実する。花の下、繰り…続きを読む
土方歳三。その生涯最後のワンシーン。これにたいして、私のような輩が言えることはかけらもなく。故にひとこと。美事。ただその言葉を贈る。
土方歳三最後の瞬間が華麗に、壮烈に描き出されています。長編小説の最終回の盛り上がりにすら、感じられほど。心動かされる。土方の見上げた桜を、五月の青空と供に見に行きたくさせる一編。
この土方、死に様が実に格好いい。躍動感溢れる描写は、容易に当時の絵が浮かぶよう。彼が最期を迎えた函館、いつか巡礼してみたいものです。
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