すこしビターな童話のよう。

くもの巣って、きれい。
職人さんが作ったみたいに、芸術的。
雨の次の日、雨粒が残って光っていたら まるで宝石。

そして、ハロウィンが連想できる カタチ。
くもは どうしても ブラックなんだもの。
「くもが巣をはるように、私はキャンディーを売るの」
何度も出てくる 女の子の科白の意味は なんだろう。

くもの巣キャンディ、どんなもの?
繊細で、手のひらにのせたら、溶けてしまうような?
甘くてなつかしい、べっこう飴みたいな味かなぁ。
やっぱり 最後は 絡み取られてしまうのだろうか。
色々想像して、お話の中にいたくなる。