瑞々しく、涼やかな童話。

王様と、彼を助けた庶民の娘。王様は娘を妃にと望むが、娘は承諾しない。どうしてもと言えば、無理難題を突き付けられる……と、王道の展開ではあるのですが、描かれる風景や心理描写、言葉遣いがとても瑞々しく感じられました。
一枚の絵画のような、整った魅力のある短篇です。

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