自分の本当の気持ちは、自分でも分からない時がある。

 3章までの感想です。主人公は飲食店でアルバイトをする真面目な高校生。その主人公の恋人は、ある日、突然失踪する。恋人の妹と共に生活することになった主人公は、夢と現実、恋人と妹の間で葛藤する。
 大学へ進学したい。それは、恋人と同じ道を歩むため。その一方で、今の生活をこのまま送るために正社員を目指す。それは妹との現在の生活を守るため。一体、どちらが自分の本心なのか? 自分が本当にやりたいことは何なのか?
 主人公の親友はアルバイト先の女性であり、主人公を翻弄しながらも、主人公を応援すると宣言する。これを受けて妹は、主人公から逃げ出す。しかし主人公はこれがきっかけで、妹と共に歩むことを決意するのだが、そこに現れたのは、意外な人物だった!
 果たして主人公はどこに行きつくのか? 誰との未来を選ぶのか? そして主人公が本当にやりたいことは何なのか?
 会話文が多くて読みやすい恋愛ヒューマンドラマ。
 是非、ご一読ください。

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