信用と信頼関係

なんだろう、ただただ深い。そんな感じです。
テーマは信用と信頼。積み上げるのは大変だけど、ぶっ壊すのは簡単なもの。そんな不安定なものが物語の中心にあります。

1話のタイトルが「失踪」から始まり、最初は本当に大丈夫かと思いました(汗
しかし進んでいくに連れてその独特の世界観に惹かれ、気づけば最後まで読んでしまう。そんな作品です。
群像劇形式なので、それぞれのキャラクターから見た感情まで見られて、なかなか面白かったです。

強いて言えば、キャラクターが少し賢すぎるかなと。普通そんなところまで一瞬で考えないだろってところまで、彼らは考えてしまう。
(SPIテストの「分かりません」「分かりません」「分かりません」「分かりました」みたいに、時間をかけて論理的に考えれば理解できる賢さなのですが
……例えが分かりにくいですね(´・ω・`) )
そして考えるにとどまらず行動まで起こしてしまいます。
ここまで頭が回るとすごいを通り越して恐れ多い部分もありましたが、そこも含めて「深い」作品だなと思えれば。

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