最後の五分に、掛けた想い。

 人生を左右する試験の真っ最中から、物語は始まる。主人公は受験に挑む少女。
 恋人と一緒の進学先に合格するという目標を胸に、今まで頑張ってきた。
 しかし、受験の最終科目、あと五分で終了するというときに、主人公は答案用紙
書き込んだ答えを、すべて消し去ってしまう。

 一体何故?
 このままでは彼と一緒に進学できないのに?

 主人公の秘めた想いと、意外なその理由に胸がジンとくる一作です。

 是非、御一読下さい。