瀧くんが、三葉の中でハジける過程。全てはおっぱいから始まった(追記あり

第1話「ブラジャーに関する考察」は終始、三葉の中に入った瀧の視点で描かれる。「弱い癖に喧嘩っぱやい(映画より)」男子視点から、同い年の、それもかなり文化系である華奢な女子の肉体への不思議を徹底的に描きつくしている。おっぱい。特に第1話の5で描かれた三葉のギャップこそが、映画『君の名は。』における重要な隠れ要素である。

都会に住む瀧から見た三葉の田舎と、三葉のこと。「お前は誰だ?」の一言に凝縮されていた瀧の思考が弾けて溢れる。映画では数分?間のモンタージュとして描かれた数週間ないし数か月間の、三葉に入った瀧と、瀧に入られた三葉の周囲の変化とおっぱいを詳しく見ることができる良作。映画を観た人はぜひ手に取って欲しい。また、本作から映画に興味を持った人はぜひ、空前絶後の大傑作を観に映画館へ行くことを強くお勧めする。


10/3 追記
書籍を購入しました。事前情報によれば、四章構成で、四章目がすごく感動的なんだとか。そう、カクヨムに公開されているのはこの面白おかしい書籍の一章部分だけなのです。

くそー、まんまと販促にハマってしまった(笑)
楽しもうと思います!

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