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作者 水谷 悠歩

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64人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

フランス語にはご存じのように「アキュート・アクセント」がある。WEB小説の場合ウムラウトやアキュート・アクセントが出来ない場合があるのだがカクヨム様は大丈夫ということを教えてくれた。
フランス語を作中に出すだけでもすばらしいので思わずレビューしました。

★★★ Excellent!!!

思わず、そうしてしまう物語です。
私は騙されてしまいました。

最初から一文一文を読み直していくと、そういうことだったんだなあと納得しました。
短い単語数だからこそ、作者の意図にはまってしまうんでしょう。

2000字にも満たない掌編です。ぜひ、ご一読を。
あなたは、どうでしょうか?

★★★ Excellent!!!

少年と主人公(わたし)の二人の話。

これだけを聞くと「ハァ?」となるが、最後まで読み進めていくと真相がわかる。

「なんだこれは……なんか凄いな」
つい、そう呟いてしまったほどである。

まぁ、私がここに書かなくても読むとわかる。
だから是非読んで「なんだこれは……」という気持ちになってほしい。

★★★ Excellent!!!

短いSF短編ですが、オチを読んだら、もう一度最初から読みなおしちゃいました。ああ、そういうことか、と。

でも、(少しネタバレますが)ひっくり返った設定で読んでも、きちんと矛盾なくつくられていて、よく考えられて書かれているなと感じました。

いいアイデアで、それに過不足のない長さの文章。ぜひ皆さんも読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

ん?…あれ!?そうか。やられた…!!
思わずそんなことを呟かずにはいられない、秀逸な物語です。
滑らかに進む文章や、登場人物の描かれ方はとても魅力的で、読む者を一気に作品の世界に引き込んでいきます。そうして最後の一行まで到達した瞬間、驚くべきラストが…。
作品を書く者として、大きな衝撃と刺激を受ける作品です。
ぜひご一読を!

★★★ Excellent!!!

少年が少女(?)と出会う話です。

キャラクターの説明がなかったのが、逆によかったです。

会話主体で物語が始まり、それで終わる。

簡潔した世界で、読者の想像で補うことができます。

僕的には、葵さんがどんな年齢なのかが気になりました。

雰囲気的には年上な女性という感じをうけました。

次の話にも、期待して星3つ送らせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

ショートショートはあまり内容に踏み込み過ぎるとネタバレになってしまうので深くは語れないのが残念ですが、確かなのは、この小さな物語の登場人物たちは、少なくとも互いに幸せな雰囲気に包まれていると言う事なのかもしれません。

きっと近い将来、現実に起こりうる光景かもしれないですね……。

Good!

自身がショートショート書きで、他の方のレビューも先に読んでしまっていたがゆえ、オチが当初から読めてしまいました。それが非常に残念です。先入観なく読めれば充分楽しめる作です。また、淡々としていて「全部を説明してしまわない」(オチを知った上で考えれば意味がわかる)ところも魅力。

★★★ Excellent!!!

どのレビューもオチの秀逸さを褒めているが、ぜひ肩肘を張らずに一読して頂きたい。無理にオチを読もうとしない方が楽しめる(と言っても、これほどオチについて言及するレビュー群を先に見てしまったあなたには難しい話かもしれない)。


基本的に、良作は前情報一切ナシで読む方が面白い。レビューの読了時間と本編のそれは大差ない。ぜひ先に本編を見てきてほしいと願った上で、以下は筆者の自己満足によるレビューである。




落ち着いた、とても短い時間のふたりのやりとり。SFとしてのテンプレを彷彿とさせつつも、点々とする違和感。
作者自らが「ミステリー要素もある」と述べるとおり、集中して推理すればおそらく結末を見る前にオチを読める。良いミステリーとは合理的にオチを読むことができる(十分なヒントがある)ものだと僕は考える。そしてその中でも、ストーリーに没頭してついつい推理の意識を失ってしまう作品が僕は好きだ。つまりこれは良いミステリーであり、SFであり、僕の好きな作品だ。

SFとして読む人はミステリーという形態に触れてはっとするし、ミステリーとして読む人はSFという世界観に触れてじんわりと、ふたりの「存在する背景」に思いを馳せることができる。

ここまでこのレビューを読んで、まさか本編に向かわないという方はいないだろう。読了には3分もかからない。よいひとときを。

★★★ Excellent!!!

掌編の良作とは、かくあるべきでしょうか。
読み手は受け手ではなく、行間に隠された真意を追究すべく読みこまなければ、本当の面白みは理解できないと思います。

登場人物二人と、ほんの少しの背景描写のみ。
それだけの提示しかされていないにも関わらず、読み手にさまざまな想像欲をかきたててくれます。

もちろんオチにも「なるほど!」と思わせるスパイスが隠されております。
さらりと読めるからこそ、その隠れされた裏が面白いのです。

★★ Very Good!!

SFショート・ショートの名手である、星新一さんを思いださせるような掌編です。上品で、無駄がなく、落ち着いています。分量が少ないために呆気無さが否めませんが、作者自身が「掌編」と看板を掲げている以上、これはこれで良きものと思います。長さだけが評価基準になりえるわけではありません。

作品の示すところについては、読者それぞれに答えが委ねられており、大いに想像を掻き立てられます。いわゆる「SFあるある」を大方把握していると自負する方であっても、一度お読みになることをおすすめします。

★★★ Excellent!!!

タイトルのセンスよさに惹かれました。
短編にはタイトルの付け方も、とても大切な要素だと教えていただきました。
もう一度読み返してみたくなり、そうしてみたら違う世界が見えてきて。文章の上手さが作者さまの狙いを成功させているのだと思います。
とても素敵な作品でした。

★★★ Excellent!!!

 人と人との初めての出会い。未知のものと相対するとき、人は言葉や仕草といった微細な情報に注意を凝らし、相手の事を少しでも多く知ろうとする。出会いの瞬間は、最も相手の事を知らなくて、最も相手の事を知ろうとしている瞬間だ。
 この掌編においても、「葵」は「Clement」の言葉や仕草一つ一つを丹念に読み取り、その人となりに想像を膨らませていく。この作品は、その描写の一つ一つが実に丁寧なのだ。「葵」は「Clement」の言葉や仕草からしか相手を知ることができないから、ある程度まで想像ができても、その範囲には限界がある。「葵」の視点から得られる情報、そこから想像を広げられる範囲とその限界が丁寧に描写されている。
 掌編であり、物語は実に短いものだが、その分、描写の一文に至るまで、完成された作品だったと感じた。

★★ Very Good!!

スッキリした短編でした。
長編の書き出し部分のようでもありながら、ラストには驚きのオチがあって短編としても完成されています。

この出来事のその後がすごく読みたいのですが、読まずに想像だけを膨らませるのも楽しいです。

これから始まる二人の物語に、期待で胸をいっぱいにしながら読み終えることができました。

★★ Very Good!!

名前を教えてください。
最初の出会いは誰でもきっとそういった会話から始まります。会社関係でも名刺を渡したり、学校でも自己紹介をしたりしますよね。

きっと、この物語ははるか未来にある出会いのワンシーンを切り取ったようなもの。

とても深い絆を感じる物語でした。