君の名は。 Another Side:Earthbound

作者 角川スニーカー文庫

そういう商法なんだろうけど…

  • Good!

一冊丸ごと購入した人間にとっては、かなり不愉快な内容。二次創作界隈でさえ、即売会販売本に掲載された話の内容全文自サイトに掲載するのはタブーに近い。その理由は、即売会で『出版物をお金を出して買ってくれた読者の方に申し訳ないから』。これならば、二次創作出版物作品の自サイト通販者達の商法の方が優れていると言わざるを得ない。その多くは掲載話の全文をサイトに掲載せず、掲載しても、掲載話すべて起に当たる触り部分の一話読み切り形式掲載に従事し、続きは製本にて~という形態をとっている。そして、全文掲載および連載は、全てその出版物の後日談、または前日談のみといった、購買読者でなければ全容を理解し得ない作品のみ全文掲載という形でさらに出版物の購買意欲を煽っている。更には、全文掲載作品は発行から一年以上ないし五年以上経過ののち、二度と製本しないだろう場合に行われている。何時から大手出版会社は、二次創作界隈の素人にも劣る、出版物を購入してくれた客に対する配慮を欠くような商法を取るようになったのだろうか。Another Side:Earthboundを購入した読者は、この連載には現時点で一読の価値もないと言わざるを得ない。購買数目的の連載としても、この連載には疑問が残る。今回の形式には次がない。二次創作界隈においてさえ、即売会販売本のサイト連載形式の後日談が人気を博し、製本化という流れに至った作品が幾つもある。にもかかわらず、大手出版会社の名を背負ったカクヨムでこの為体。上場企業に名をあげて久しい企業の名を持ち、その名の元に商売をしている以上、商売でもない、ただのFAN活動の一環にも劣る洗練されていない振る舞いをよしするのを恥とするべきである。活本業界の不況を叫ばれて久しい現在、このような振る舞いに従事しては、ますます購買者数の減少への後押しにつながるのではとの懸念が否めない。これらのことから今連載のカクヨム掲載に際し、ゴーサインを出した人間の商売人としての感性に疑問を持つとともに、非常に落胆を覚えとても残念だ。

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